梅(15年3月)
甲東梅林にて
白梅「冬至」
Photo:Junko.kato
3月は、芽吹きの季節
植物たちが大地から木々の枝から勢い良く芽を出して、
あたかも命を謳歌するように春の到来を告げてくれます。
その中でいち早く咲き出すのは「春告草」と呼ばれる梅の花。
寒気の弛み始めた2月20日、近くの甲東梅林を訪ねました。
西宮の小高い丘の上にあるこの梅林は、公民館に隣接する
そう広くない庭に35種類、200本の梅の木が植えられています。
早咲きの白梅「冬至」が空の青さに映えて咲き始めていました。
同じく白梅「月影」はやや薄緑を帯びた白色で、
丸い蕾と陽光に透き通る花びらの中に
ネコのひげのような無数の細かいおしべがあって可憐です。
紅梅「大盃」と「鹿児島紅梅」は八重でふっくらと重みがありました。
白梅「月影」
紅梅「大盃」
どこかで鳥の声がして、見ると小鳥が枝から地面に降り立っていました。
羽がオレンジで頭に白い筋があるので「つぐみ」のようです。
つぐみ
この日はまだ5~6種類しか咲いていませんでしたが、
間もなく、枝垂梅も咲いて満開になるでしょう。
寒さも残るこの季節、陽の光と風を感じて旅に出たくなりました。
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