アーティチョーク(16年7月)

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アーティチョークの花  神戸布引ハーブ園  ※写真(1)

 

ハーブの一種でアザミに似た「アーティチョーク」をご存知でしょうか?
背丈が1.5mから2mにもなり、花の大きさは10cm程もあります。
欧米では古くから食用として用いられ、
16世紀、中世フランスの王侯貴族は
媚薬としてこぞって求めたと言われています。
亜鉛を多く含み、肝臓の解毒作用があり二日酔いに効く他
ビタミン、ミネラルも多く含むので、老化予防や免疫力の改善にも良いそうです。

神戸布引ハーブ園では、
毎年6月から7月にかけて、薄紫の針のような
アーティチョークの花が見られます。
光に透けて咲く無数の針の花は芳香を放ち蜂を呼んでいました。※写真(1)
去年撮った花は、少しぶれて写っていたので、
再度写真に収めようと出かけたものの、何と1.5mばかりであった花は、
今年は2mにもなって手を伸ばしてもカメラに収めることができないのです。
仕方なく木製の低い柵に登ったり、
折らないようにしならせて撮りました。※写真(2)

 

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アーティチョークの花と蕾  ※写真(2)

 

ハーブ園では、ラベンダー、ベルガモットオレガノなどが盛りで、
最近はハーブもブームになっていますが、
まだその使い方は暮らしに根づいたものとは言いがたく
試行錯誤の段階のように思います。

アーティチョークも日本ではあまり普及していないようです。
鉢植えで育てるには無理があり、
蕾の部分は大きいとは言え、
食べられる部分はその10分の1程度で、
愛好家は、ゆでた後に硬い鱗片と格闘して大部分を取り去って
残った薄い花托部分の珍味を味わうのだそうです。

日本では似たような鱗片状の苦みのあるフキノトウを食べますが、
欧米の人から見ると不思議ではないでしょうか?
アーティチョークは空豆のようなクリのような味だとか?
お酒のおつまみにも良いそうです。
瓶詰めとしても売っているので、一度食してみたいものです。

 

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