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コマクサ(16年6月)

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コマクサ(六甲高山植物園)

 

若い頃に、高い山へ登って高山植物を見たいと憧れたことがありました。
上高地梓川」のほとりから、目の前にそびえる
穂高連峰の雄大な姿を見上げては3000m級の山には
とても登れそうにないと諦めに似た気持ちで眺めていました。

その頃、実際に登った人から写真を見せてもらった高山植物の中で、
特に興味を持ったのが、「コマクサ」でした。
ハート形をしたピンクの「コマクサ」は露のひとしずくとも思えるような
愛らしい花で、高い山へ登らなければ見られないことで
一層想像力をかき立てられたのです。


それから5年程経って、日本100名山によく行く方の案内で、
登れないと思っていた2500m~3000m級の山、
乗鞍岳木曽御嶽山と白馬近くの唐松岳に登る機会があったのですが、
季節が秋だったために高山植物に出会うことはありませんでした。

最近になってまた「コマクサ」を思い出し、
近くの「六甲高山植物園」へ出かけてみました。

標高1500mあたりで咲く「コマクサ」を800メートルで育てるのは
難しいとのことでしたが、確かに「コマクサ」は咲いていました。

草丈10cm、砂礫の間から針が集まったような葉が出ているのは
強い日差しや風を受けないためでしょうか?
高山の岩間を連想させるような側に不思議な形の花が咲いていたのです。


大変な思いをして登った山の、
清廉な空気の中で咲く花に出会った感動とは違うでしょうが、
過酷な高山で雪解けを待ってこのような
可憐な花が咲くことに植物の不思議を思いました。

5月末の「六甲高山植物園」では、シャクナゲが終わり、
「ヒマラヤの青いケシ」や、
ニッコウキスゲ」「クリンソウ」も見ることが出来ました。
いつか、もう少し標高の高いところで自然に咲く高山植物を見てみたいものです。

 

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ヒマラヤの青いケシ

 

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クリンソウ

 

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