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水仙(15年2月)

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コミュニティー花壇の水仙
Photo:Junko.kato

 

寒空の下、水仙の花が咲いている。
細長い葉っぱの間から茎が伸びてその先が膨らみ、
薄い包が割れて水仙の花が顔を出す。
花びらは白色だが柔らかい白だ。
その中に黄色い杯形の副冠があって、
ややうつむき加減に咲く花は 控えめで派手さがない。

今年も各地の水仙の名所から、
開花時期を知らせる花便りが聞かれる頃となった。
淡路の黒岩水仙郷、越前海岸の水仙など、
海沿いの断崖に群生する水仙は海からの寒風を受けながらも力強く咲いている。
海沿いに多くあるのは、
「中国から球根が流れて運ばれてきたからだろう」との説がある。
水仙は毒を持っていて致死量は10グラム、
ニラやネギと間違えて食べた人が中毒を起こしたことがあるそうだ。
これは、 動物に食べられないように身を守るためなのだろうか?

最近は冬でもいろいろな花が出回り、パンジーやガーデンシクラメンプリムラ
オーストラリアからのエリカなどが花壇を賑わせている。
私はコミニュティー花壇に入っている水仙を、
他の花の艶やかさに押されてあまり気にとめていなかった。
それどころか春や夏には花の咲いた後の葉っぱが乱れ、
邪魔にすら思っていたふしがある。
植え替えの時も、掘り起こした球根が小さかったり
鍬の先で半分に切られたりするとにポイッと捨てていた。
しかし、季節が巡ると水仙は邪険に扱われたにもかかわらず、
寒風の中で春を予告するように忠実に花を咲かせている。

我が家の庭では忘れられた水仙が栄養不足のため
細い葉っぱを出しながら何年も咲かなかった。
今年は1つだけ茎の先の包が膨らんで花が咲きそうになっている。
過ぎ行く日は早く1年も待つのは遠い気がするが、
来年の為に少し手をかけておこう。

 

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