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山茶花(15年1月)

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玄関前の山茶花
Photo:Junko.kato

 

北側の玄関前にたった3本植えた山茶花は、
植えた当時は50センチばかりだったのが、
4年程経つ間に1メートルの高さにもなって多くの花をつけるようになった。
今年は特に剪定をして枝を透かしチャドク蛾を退治したうえに、
重い土は夫が入れてくれたおかげで、
1本の木に100輪もの花を咲かせた。

重なり合ったピンクの花びらは、
ほとんど日が当たらない北側の壁沿いにも関わらず、
11月中頃から固い小さいつぼみが開いて、
数日でハラハラと散ってはまた次のつぼみが咲き
花の少ない季節を彩ってくれている。
顔を合わせたご近所の花好きの方から、
「きれいですね。」と声をかけられるとまた嬉しく、
これまでそれほど意識していなかった山茶花の花が
一層愛着を持って眺められるようになった。

散歩の折に注意して見ると、垣根として白であったり、
赤やピンクであったりと何軒か見かけることができた。
童謡「たき火」のように昔は道沿いに植えられた
ポピュラーな花だったのだろう。
ぎっしりと密に植えてあったり伸びすぎているのは風情がない。
薮の中にひっそりと咲いていたのかもしれない野生種のものは、
白または白に淡紅色の縁取りがあって
花びらの重なりも少なく楚々としているものがある。
私の家の山茶花は、園芸品種の普通のもの。と書いてあった。

短歌「人いゆき、日ゆき月ゆく、門庭の、山茶花の花も、散りつくしたり」は、
土の上に散りつくした花でないとおもむきを感じられないが、時の流れを思ってみる。

俳句「山茶花を、雀のこぼす、日和かな」を読んで面白かったのは、
我が家では、正月飾りの稲穂を雀に食べられたらしく、
風で落ちたとは思えない程もみ殻が地面に落ちて稲穂も半分はなくなっていた。
翌日に羽を見つけるに至ってそれは雀であるのが確かなものとなった。

「輪飾りを、雀のこぼす、日和かな」である。

 

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Photo:Makiko.yoshimura

 

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