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スノードロップ(17年2月)

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スノードロップ(北山緑化植物園)

 

咲いているのを見ると、ほほえみたくなるようなスノードロップ
寒気の和らいだ1月末、山沿い植物園でスノードロップが咲いていました。
その名前のように雪のひとしずくを思わせる
小さな花は純白で2センチにも満たない程です。
これまでに見かけたスノードロップは背丈が20センチ程ですが、
早咲きのスノードロップはその半分程で、
土にへばりつくようにやっと一株咲いていました。
夜間には花びらを閉じて昼間の暖気を閉じ込めると言われるこの花は、
環境に適応して数日前の雪の中でも咲いていたのでしょう。
スノードロップが咲いているとの情報を得て、久しぶりに戸外に出てみると
葉を落とした木々の枝が冬空に映えて、冷気が心地良く感じられました。

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葉牡丹(17年1月)

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16/02/14 葉牡丹

 

葉っぱばかりなのに花のような葉牡丹、
花の少ない冬の間花壇や園芸店を賑わしています。

最近は種類も豊富で、小さな丸葉系やクジャクの羽のような切れ葉系、
縮れたチリメン系などがあり、
幾重にも重なりあった葉が、中心部へ赤、または白、ピンク、薄紫と
変化してゆくグラデーションが見事です。

お正月の門松に入れられた青竹、松、南天、との取り合わせも妙で
子供の頃に感じた、新しい年の凛とした清々しさが懐かしく思い出されます。

今年は青竹の入った門松を作る予定でいましたが、
暮れから風邪を引いて熱を出し、作ることが出来ませんでした。

もっと早く取りかかれば良いものを
いつも遅れぎみの暮らし、
今年もその暮らしは変わらないかもしれませんが、
時間通りに生育をする植物の営みに押されて、
季節の移り変わりを観察してみたいと思っています。

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15/12/06 丸葉葉牡丹の寄せ植え

 

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金魚草(16年12月)

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16/12/1 金魚草

 

金魚が泳いでいるようなフリルを持った金魚草。
昔からある馴染みの花ですが、
よく見ると筒状の薄い花びらの先端が膨れたり捩じれたりして
不思議な形をしています。
育て易く今では冬も出回っているので花壇を明るくするのに便利です。

先月、コミュニティー花壇に
パンジーやチューリップの球根と共に黄色の金魚草を入れました。
1週間前から夏、秋を賑わしてくれた沢山の花を抜いて土を返し、
やっと植え込んだ翌日のこと、なんと金魚草が4本なくなっているのです。
抜かれた後には穴がそのまま空いていました。
どなたか花を持ち帰って自宅で楽しむのでしょうか?
花泥棒は泥棒ではないと言う話を聞きますがどうも納得がゆきません。
メンバーで「立て札を立てようか」などと話し合いましたが、
もう少し様子を見ようと言うことになって、
その後持ち帰られることはありませんでした。

何年か前にこの花壇がめちゃめちゃに掘り返されたことがありました。
誰が何のために掘り返したのかと思っていたところ、
幹線道路の交差点にある花壇にも関わらずイノシシの仕業だったのです。
夜間に子供連れのイノシシの親子が花壇に入っているのを
近くのマンションから見た人があって判明し、
イノシシは山へ連れて行かれたのでした。

街の小さな花壇ですがさまざまの出来事があり、
また道行く人から声をかけられ、交流の場ともなっています。
その後、金魚草は大きくなって
紫と白の2色咲きのパンジーとともに花壇を彩っています。
春になって芽を出して咲くチューリップとの競演が楽しみです。

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16/11/25 コミュニティー花壇の金魚草

 

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桔梗(16年9月)

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16/9/2 北山緑化植物園 キキョウ

 

今年は、いつまで続くのかと思われた連日の猛暑でしたが、
9月になるとさすがに、時折涼しい風が吹いて
季節が移り変わってゆくのを感じます。

秋風が吹く頃懐かしく思い出すのは、「秋の七草」と言われる
ハギ、ススキ、キキョウ、オミナエシフジバカマ、クズ、ナデシコ
野の花たち。

先日、近くの北山緑化植物園に「秋の七草」を訪ねました。
ハギは満開にはまだ早く、オミナエシは枯れかけていたものの
園芸種の「桔梗」が元気でした。

最近「桔梗」は、野山ではほとんど見られなくなって、
絶滅危惧種になっているそうです。

「桔梗」の色は何ともいえない爽やかな紫系で、
色名を調べると、花の名が多い日本固有の色名は「藤色」ではなく
独自に「桔梗色」と呼ばれ、いっそう淡い紫です。
5枚の花弁は星形で可愛く、薄い花びらに濃い色の筋がはっきりと見えます。
蕾は風船のように閉じて膨らみ、だんだん割れて咲いてゆくので
英名ではバルーンフラワーと呼ばれているそうです。

欧米の人たちが野の花を、どのように感じるのかは分りませんが、
万葉集の頃に選ばれたと言われる「秋の七草」は千二百年を経た今も、
月や虫の音と共に、私たちの心に深く刻まれて、
移り変わる季節の中で愛でられているのではないでしょうか?

 

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ヒマワリ(16年8月)

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16/7/28 万博公園のヒマワリ

 

照りつける太陽の下でヒマワリが咲いています。
鮮やかな黄色と青空のコントラストは夏の到来を感じさせてくれます。

ヒマワリの形は一見単純に見えますが、
外側の花びらと思われる部分は舌状花で、
丸い中のつぶつぶの一つ一つも花だそうです。
よく見ると中心部から弧を描いた放射状の線が見えて、
精緻なつくりに驚かされます。
花は外側から咲き始め、花粉を出して枯れて種を作ります。

先日、万博公園に1万本のヒマワリが植えてあると聞いて訪ねてみました。
時期をずらして次々に咲くように、
いろいろな種類のヒマワリが植えてありました。
中心部が黒いのはゴッホの絵のヒマワリでしょうか?
一斉に同じ方向を見て咲いている顔のような大きな花に元気をもらいました。

 

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16/7/28 万博公園のヒマワリ

 


ヒマワリは暑い国の花のようですが、
アメリカ、スペイン、フランスで栽培された後に
ロシアやウクライナに渡って、
今では世界有数のヒマワリ油生産国となっているそうです。

映画「ひまわり」や「ドクトルジバゴ」の広大なヒマワリ畑が思い出されます。
ウクライナでは航空機の撃墜など、
不穏な情勢のニュースが報じられたことがありましたが、
見渡す限りのヒマワリ畑をを持つ国が、
いつまでも平和であるように願わずにはいられません。

 

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アーティチョーク(16年7月)

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アーティチョークの花  神戸布引ハーブ園  ※写真(1)

 

ハーブの一種でアザミに似た「アーティチョーク」をご存知でしょうか?
背丈が1.5mから2mにもなり、花の大きさは10cm程もあります。
欧米では古くから食用として用いられ、
16世紀、中世フランスの王侯貴族は
媚薬としてこぞって求めたと言われています。
亜鉛を多く含み、肝臓の解毒作用があり二日酔いに効く他
ビタミン、ミネラルも多く含むので、老化予防や免疫力の改善にも良いそうです。

神戸布引ハーブ園では、
毎年6月から7月にかけて、薄紫の針のような
アーティチョークの花が見られます。
光に透けて咲く無数の針の花は芳香を放ち蜂を呼んでいました。※写真(1)
去年撮った花は、少しぶれて写っていたので、
再度写真に収めようと出かけたものの、何と1.5mばかりであった花は、
今年は2mにもなって手を伸ばしてもカメラに収めることができないのです。
仕方なく木製の低い柵に登ったり、
折らないようにしならせて撮りました。※写真(2)

 

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アーティチョークの花と蕾  ※写真(2)

 

ハーブ園では、ラベンダー、ベルガモットオレガノなどが盛りで、
最近はハーブもブームになっていますが、
まだその使い方は暮らしに根づいたものとは言いがたく
試行錯誤の段階のように思います。

アーティチョークも日本ではあまり普及していないようです。
鉢植えで育てるには無理があり、
蕾の部分は大きいとは言え、
食べられる部分はその10分の1程度で、
愛好家は、ゆでた後に硬い鱗片と格闘して大部分を取り去って
残った薄い花托部分の珍味を味わうのだそうです。

日本では似たような鱗片状の苦みのあるフキノトウを食べますが、
欧米の人から見ると不思議ではないでしょうか?
アーティチョークは空豆のようなクリのような味だとか?
お酒のおつまみにも良いそうです。
瓶詰めとしても売っているので、一度食してみたいものです。

 

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コマクサ(16年6月)

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コマクサ(六甲高山植物園)

 

若い頃に、高い山へ登って高山植物を見たいと憧れたことがありました。
上高地梓川」のほとりから、目の前にそびえる
穂高連峰の雄大な姿を見上げては3000m級の山には
とても登れそうにないと諦めに似た気持ちで眺めていました。

その頃、実際に登った人から写真を見せてもらった高山植物の中で、
特に興味を持ったのが、「コマクサ」でした。
ハート形をしたピンクの「コマクサ」は露のひとしずくとも思えるような
愛らしい花で、高い山へ登らなければ見られないことで
一層想像力をかき立てられたのです。


それから5年程経って、日本100名山によく行く方の案内で、
登れないと思っていた2500m~3000m級の山、
乗鞍岳木曽御嶽山と白馬近くの唐松岳に登る機会があったのですが、
季節が秋だったために高山植物に出会うことはありませんでした。

最近になってまた「コマクサ」を思い出し、
近くの「六甲高山植物園」へ出かけてみました。

標高1500mあたりで咲く「コマクサ」を800メートルで育てるのは
難しいとのことでしたが、確かに「コマクサ」は咲いていました。

草丈10cm、砂礫の間から針が集まったような葉が出ているのは
強い日差しや風を受けないためでしょうか?
高山の岩間を連想させるような側に不思議な形の花が咲いていたのです。


大変な思いをして登った山の、
清廉な空気の中で咲く花に出会った感動とは違うでしょうが、
過酷な高山で雪解けを待ってこのような
可憐な花が咲くことに植物の不思議を思いました。

5月末の「六甲高山植物園」では、シャクナゲが終わり、
「ヒマラヤの青いケシ」や、
ニッコウキスゲ」「クリンソウ」も見ることが出来ました。
いつか、もう少し標高の高いところで自然に咲く高山植物を見てみたいものです。

 

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ヒマラヤの青いケシ

 

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クリンソウ

 

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